ご褒美の価値

お散歩友達のジョンの家に行ったら、庭でジョンが飼い主さんから煮干しをもらっていました。万年腹減りがっつき野郎のレノちんは、ジョンママさんのとこにぶっ飛んで行ってねだります。
私は「あげないでね」ってストップをかけ、レノンを呼びます。
どんなにねだっても煮干しはレノンの口に入らないので、やがて戻ってきました。

  A.誘惑を退けて戻ったことを褒め煮干しより大好きなチーズを与える

  B.ジョンママが私の横に座ってるレノンの所まで来て煮干しを与える

さて、どっちがご褒美として有効に作用するでしょうか?

Bは『ザ・カルチャークラッシュ』の「小学校レベルの呼び戻し」のところに載っている方法です。
誘惑者の手から褒美を与えたら、余計にその人を追い回し離れなくなっちゃうんじゃない? って思うかもしません。実際に初めて試した時は、レノンを放すとジョンママにまた張りついて行きました。
でも数回繰り返すと追いかけていく途中の「おいで」の呼びに反応するようになりました。あっちにある良い物は「おいで」に従うと手に入ると気づいたんですね。で、いったんその回路がつながると、食べたくて脳みそ煮え煮え興奮状態でも「おいで」の声が届くようになりました。

Aのチーズを与えた場合はどうでしょうか。
もっと美味しい物がもらえるなら、私から離れないでいようと思うでしょうか?
レノちんなら食べ終わった瞬間、煮干しに再挑戦すべくジョンママへ向かってダッシュすると思います(^^;

そもそも、そのときレノンが欲しいのは「今ジョンがもらってる煮干し」なわけで、嗜好性の良い物が一番のご褒美じゃないんです。
状況によってご褒美の順位や価値はコロコロ変化してて、その時に気持ちが引きつけられてる物が一番のご褒美になったりするわけです。

食べ物以外でもそれは同じ事なので、散歩中に草むらの匂いを嗅ぎたくて急にレノンがリードを引っ張ったとします。この場合もリードを持つ手を固定して(絶対に引き寄せない)「おいで」です。戻って横についたら、一緒に草の所へ歩いていき匂いを嗅ぐというご褒美を与えます。

仲の良い犬に挨拶したくて引っ張るときも同じ。「おいで」に従ったら挨拶に行くのを許可します。

『誘惑物は最大のご褒美』なので、何にでも興味を持ってどこにでも鼻を突っ込みたいスキッパーキには「おいで」を教えるトレーニングのチャンスがたくさん転がってるわけです。
愛犬がどんな誘惑にもなびかないほど魅力的な飼い主になるのは難しいですが、うまくご褒美を管理していくことで呼びに応じる子に育てる事は可能です。

普段の生活の中でちょっとだけ意識して積み重ねていくと、対象物が変わっても応用がきくようになっていきます。

ご褒美をちらつかせながら「来たらコレをあげる」という賄賂的な使い方をしていると、「あっ、あんた今おやつ持ってないでしょ? じゃぁ戻らないよ~ん」ってことになりますので考え方を切り替えて試してみてはいかがでしょうか。
ゆるい飼い主がゆるい教え方をしてもそれなりに効果がありましたし、手ぶらで呼んでも戻ってくるようになるのでおすすめですよ~(^-^)
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by berry_n | 2008-09-13 13:26 | レノン | Trackback | Comments(2)
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Commented by ベティママ at 2008-09-13 20:22 x
我が家は基本 私と主人以外からものを貰わない方向におしえちゃったんですよねぇ。 呼び戻しも いろんな言い方してるうちにすっかり人と会話してるかのような感じに...( = =)トオイメ もっとこの本を早く知ってれば犬らしくなってたのかも。。。(笑 
Commented by berry_n at 2008-09-14 15:11
>ベティママさん
 うちはレノンが人の手を避ける子だったので、積極的にいろんな人からおやつ与えてもらってたんで見つめればみんながくれる物だと思ってるようです。
なので「食べる前に私の所に戻ってお伺いをたてろ」と教えているところでございます(^^;

>人と会話してるような感じ

しゅぁ君も「さん」付けじゃないと反応しないようだし、既にその傾向大か?(笑)
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愛犬レノンと日々の出来事


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